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知的生活のすすめ

40代で再び大学生になったおじさんの生涯学習に挑む日々を綴るブログ
レポート
先日の講演に対する学生のレポートを昨日受け取りました
帰宅後、100枚のレポートを1枚1枚精読したら、3時になってしまった(汗)

学校側の指示で
1.企業経営者として必要な素養について(15名)
2.家業を継ぐということについて(18名)
3.将来の職業について(45名)
4.物流・ロジスティクスという事業について(20名)
5.将来の夢について(2名)
というテーマで書いたようです

・「です、ます」調と「だ、である」調が混在した文章が多い
・「・・・と言う」を「・・・とゆう」と書く者も多い
・誤字・脱字、てにをはの使い方が不適切
このあたりは何をかいわんやです
大学生のレポート云々というより、小中学生の作文レベルです
基礎学力の低下が嘆かれている現状がここにもあります

・途中で寝てしまったので課題関係の記憶がありません
1名のみ(笑)、正直というかなんと言うか・・・(苦笑)

・講師の話を要約した内容だけを文章化している
半分くらいの学生、特に4.のテーマを選んだ者はほとんどでした
しかも内容がほとんど理解されていない(尤も講師の説明能力にも疑問符がつくが。。。)
これじゃ、専門課程では単位をもらえないぞ!!
大学のレポートは用語の正しい理解と使用、学説に対する正しい理解と説明が要求され、それに対して自己の見解を述べなければなりません
感想文のレベルでも自分がどのように感じたかを綴ってもらわないと....

講師の話を要約し、自己の意見を上手にまとめた(読み手に意図が伝わる)者は全体で7,8人程度でしょうか
約半数は、言葉足らずの中に、現在の自分の言葉で何かを表現しようとしている点には好感を感じました

45%の学生が将来の職業についてというテーマを選択しています
大学の就職予備校化が垣間見えます
自分のやりたいことがみつからない、自分には夢がない、自分は就職できるのだろうかといった将来に対する不安を訴える学生の多いこと
日本は若者が夢や希望を持てない国なのかと実感

昨日、担当の准教授とお会いしたときに、「いつになく私語も一切無くほとんどがまじめに聞いていた」と仰られたので、概ね好意的だったのでしょうか
会長も「父兄が熱心にメモをとっていたよ」と言ってました(って、父兄がメモをとっても・・・)
まぁ、講師としてはありがたい限りです。

いろいろな事を考えさせらたレポートでしたが、当代の若者気質に直接触れる、良い機会でした
彼らが実りのある学生生活を送ってくれることを祈ります
# by tukkun1964 | 2009-06-12 15:04 | 講演
講演・・・しました
約1年振りの更新です....


6月6日土曜日

某大学にて、新一年生を対象にした「講演」をしました
聴くのは何度もありますが、話す方は人生で初めてです
学者や評論家ではないので、上手に話せる訳はありませんが、
私なりに・・・と思いながら望みました

講堂には150名くらいでしょうか
その中には10数名の父兄もいらっしゃいました
なぜ父兄が???
今日は大学主催の父兄懇談会でもあったからです

いろいろ悩みましたが、大学での講演ということで少々アカデミック(?)にやってみました
私は物流業ですから...
・物流の定義やJISで規定されている用語の説明
・物流の変遷とロジスティックス思考への推移
・物流とロジスティックの相違
・マーケティング(特にセールス・プロモーション)
・個人情報保護  など
自分を取り巻く環境をできるだけアップトゥデートな話題を取り入れて・・・
P・ドラッカーをはじめ、物流に関わる研究をされている先生の意見等も引っ張ってきました
ちょっと民法とか会社法とかそんなのも散りばめて...
テーマは「自分の夢と事業承継」でしたから、今後の展望を語るには、過去から今の自分を取り巻く環境(マクロも含めて)見直さなきゃという訳でした
自分の経験だけでは感覚的なもので終わってしまうので、偉い方々のお考えや事例を補完に使わせていただきました

学生さんは何を感じたか、それは後日、講義後に書かされるというレポートを見せていただけるそうですが、先生方や急遽予定を調整して来場された異業種交流会の会長には感心されました

産能大での勉強がとても活きました
1回、しかも1時間程度の講演で自分なりにかなりの準備をしましたから、 学校の先生がいかに大変かということも理解できました
良い経験をさせていただきました



尤も万度やりたいとは思いませんが・・・・
# by tukkun1964 | 2009-06-08 13:19 | 講演
システム分析の基礎 Ⅰ
6/13から3日間、久しぶりにスクーリングに参加してきた
科目は『システム分析の基礎 Ⅰ』
情報処理系の入門科目と言って良いだろう
講師はゼミの指導教員でもあるK先生
久しぶりにお会いした
現役のゼミ生が一人もいないので、3日間先生のお供(?)みたいな感じだった(笑)

講義は1日目は通してほぼ座学、2日目、3日目は午前中が座学、午後グループワークという構成(3日目の最後は当然、『試験』)
システムの定義、情報とデータの相違、システム分析、システム設計、費用効果分析、現代的課題といったテーマを先生のコンサルタント時代の経験を踏まえた講義と2日間を通じて『通信教育をより効果的にするには』というテーマでグループワークを行った

講義の中で、先生が主張されていたことの中で印象に残ったものに
全体主義的なモノの見方を忘れないように
ということがあった
要素を重視する還元主義的な思考は現実においては仕方がない
だからこそ、目的実現の為の全体的なバランス、俯瞰的にモノをみる姿勢を忘れてはならない
とのことだった
諺に喩えれば『木をみて森を見ずになるな』ということか
これは情報システムの構築のみに言えることではなく、日常の業務の中で、もっとも忘れてはいけないことだろう

グループワークは、私以外経験者0人というチームだった
押し出される形でリーダーをやったが・・・、優秀な方々ばかりですごく楽だった
ほとんど何もしない...、名ばかりリーダーで恐縮至極
通信教育を受けている自分たちがより良い教育を享受できるための改善の提案というのが目的だから、議論も活発だった
通信教育の特徴である①仕事と勉学の両立②目的を同じくする仲間の存在③テキスト中心の自学自習を踏まえて、『学修の継続』という課題を克服してより充実した学生生活を送り、楽しく『卒業』という目的を実現するロジックで、私たちは現状の通信教育システムから①(学校からの)学生支援②事務手続き③学修④学生交流の4つの視点で課題を抽出し、さらに①(学校からの)学生支援と③学修について踏み込んだ改善システムを考察した

①(学校からの)学生支援においては
より充実した学生生活を送るために、情報提供:『メルマガ配信』
③学修においては
(負担の大きい)スクーリングの負担軽減と効果をあげ為:インターネットを活用したスクーリング教科の増加
という形でまとめた
詳細は割愛するが、視点は悪くないと思う
然しながら、先生からも指摘があったが、もっと実現に向けて突っ込めば良かったと反省している(あのメンバーならできたと思うし・・・)

以前、『ITマネジメントの考え方』のスクーリングで『携帯電話の機能充実』というテーマのグループワークをやったことがある
あの時もリーダーを仰せつかったが、議論が弾まずに苦労して、ようやくまとめた覚えがある
仕事においてもそうだが、グループワークの成果はメンバーによって大きく変わる
もちろん、リーダーシップもそのメンバーに応じて取り方を変えねばならない
前回・今回とわずか2回の経験ながら、実感できたことは大きい


今回、3日間とも先生と帰路をご一緒した
卒業研究についても相談する時間を持てた
今のペースならば、この9月で卒業できる
が、卒業研究は入学して『是非やりたい』と思ってきた私の大きな目標である
それをやらずに卒業するのは心残りだ
卒業を伸ばして、半年間じっくり卒業研究にあてる
今回のスクーリングを経て、私の学生生活の方針も変わった
# by tukkun1964 | 2008-06-16 18:25 | 試験・スクーリング
“活眼 活心”と“大人の見識”
安岡正篤さんの“活眼 活学”と阿川弘之さんの“大人の見識”を同時並行で読み進め、ようやく第一読が終わりました

安岡さんは漢籍の造詣が深い思想家で、東洋的というか中国的なものの見方をされます
阿川さんは海軍に従軍した経緯(著作はそちら方面が多いです)もあり、西洋的というか英国的なものの見方をされます(正しい言い方ではありませんが便宜的にそう言わせていただきます)
但し、阿川さんも“論語”に関して触れておられますが・・・

この対比はとても面白かったです
この間、“面白いほどわかる 図解 世界の哲学・思想”という本も読んでいました
この本によると、世にいう東洋哲学と西洋哲学は『自然』に対するスタンスが受容的であるか挑戦的であるかの違いがあるされています
そういう視点も踏まえて読んでみました

安岡さんは正直云って難しいです
漢籍の素養がある程度必要です
それと“字源”等の漢字辞典も必要かも知れません
それはそれとして、幼少期から青年期にかけての明治生まれの祖父との関わりを思い出すと、書かれていることがほんの少しですが、わかるような気がしました
祖父の朝晩に仏壇と神棚にお祈りをしていた姿や孫の私に対する躾、その生活スタイルなどは儒教的な精神的支柱があってのことと思います
一方、阿川さんの方はとても読みやすかったです
他の著作に触れていることもあるのでしょうが・・・
ユーモアとノブレスオブリージュ、このあたりが英国的かな

安岡さんは“知識・見識・胆識”について書かれています
阿川さんは“見識”というのが表題です
本を読んでどのように考えるかはその読み手次第ですが、私はわが身に置き換えて、“忍耐”と“ゆとり”の2点を(これから)考えてみようと思いました
少し間を置いて第二読にかかります
私の尊敬する米内光政氏もその読書法は三読だったそうです
次にはまた違った視点やより掘り下げたものが見つかるかもしれません
# by tukkun1964 | 2008-04-18 20:10 | 読書
日本大学総合生涯学習センター
日大の校友会報「Kizuna[絆]」が郵送されてきた
年に1回、届けられるもの
産能をこの秋に無事に卒業できたら、母校・日大の通信に通おうかななどと漠然と考えていたから、そのあたりの広告をなんとなく流し読み
春季公開講座に面白そうなものをいくつか見つけた

マネジメントを学んでいるとついそっち方面に目を向け勝ちになってしまうので、思い切って文化・文学・歴史の方を向いてみた
『三国志演義の読み方』や『日本史の謎に挑む~国家の仏、民間の神』などいくつか興味深いものがあった
だが惜しむらくは開講時間が平日の昼間であること
行っていけないことはないだろうが、急な予定が入ることもありうる
夜に開講する講座で『江戸落語名人選~懐かしの名人・上手~』を見つけた
林家三平師匠や三遊亭小園遊師匠などの映像を見ながら落語の面白さを解説してもらえるらしい
前々から江戸落語をじっくり聞いてみたいなどと思っていたから即決、申し込んでみた
受講料も交友会員は3割引き
6月末からながら今から楽しみだったりする
ついでといってはなんだが
『【 ビジネスパーソンのための経営講座~現代企業社会の重要課題について考える~ 】』
『【 経営計画策定及びファイナンス戦略セミナー~MBAビジネスプラン入門~ 】』
の2講座も申し込んでみた

戦略セミナーの方は経営戦略の定量的側面、特にファイナンス部分の入門で、演習もあるようだ
NBSの教授の講義だから、MBAのさわり程度は体験できるかもしれないし、今の自分の実力が どの程度がはかってみる
ビジネスパーソンのための経営講座の方は現代の企業社会が抱えているいくつかの重要な課題として敵対的買収や働く意義などを商学部の教授が解説してくれるらしい
小なりとはいえ事業をやっている者としてなかなか興味深いテーマをえらんである
こちらの方が楽しみも大きい
わが母校・日大も公開講座とはいえなかなか面白そうものを開講しているなぁ

少々こりかたまり始めた頭をほぐすためにも良いかもしれない
# by tukkun1964 | 2008-04-04 21:57 | 講習会・勉強会


by tukkun1964
ブログの趣旨
このブログは私の通信制大学における勉学の進捗状況を中心に、読書や各種の講演や学習会等の参加を通じて学んだことや感じたことをつれづれに綴っていくものです。
ご同輩や興味のある方以外にはピンとこないものばかりでしょうが、40の手習いから始めた生涯学習への取り組みに励ましやご指導のカキコミをいただければ幸いです

ライフログは自分の読んだ本や見た映画の中で感銘や共感、感動、参考になったもののタイトルを備忘録として載せてあります
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